マイクロ法人 はじめての申告(1)概要
こじかのマイクロ法人は2017年12月31日に第1期の決算を向かえました。2018年2月3日に郵送で法人税、法人県民税、法人市民税の確定申告を行い、2018年2月8日までに受付印が押印された各申告書の控えを入手することが出来ました。
また、今回の申告ではソーシャルレンディングで源泉徴収された所得税の還付手続きを行い、2018年2月19日(月)に指定の銀行口座に還付金が入金しました。 これらに関連する一連の作業は税理士を頼ることなく行いました。何を考えどのように行ったのか、これから何回かに分けて記事にしていこうと思います。
こじかのマイクロ法人について
この度はじめて法人税の申告を行ったマイクロ法人の概要は以下の通りです。文字通り小さな会社ですから、法人税を申告するにあたり、複雑な論点はほとんどありません。 赤字会社につき、ソーシャルレンディングで源泉徴収された所得税を還付する部分がやや特殊かもしれません。- 株式会社(資本金200万円)
- 会社設立費は繰延資産計上(ただし未償却)
- 決算日は12月31日(2017年が第一期)
- 消費税の免除(税込経理方式)
- 一人社長(妻社長)・従業員なし
- 役員報酬・給与なし(源泉徴収なし)
- 固定資産なし
- 本店はこじか(株主)から賃借
- こじか(株主)からの借入金あり
- ソーシャルレンディングによる所得税の支払(源泉徴収)→還付
- 会計ソフトはMFクラウド会計(フリープラン)
- 赤字決算
こじかの申告スキル
こじかは何か特別なスキルを持った専門家ではありません。どこにでもいる普通のサラリーマンです。- 日商簿記3級
- 勤務先の経理部で5年程度の実務経験あり(ただし、税務の経験は一切なし)
- サラリーマンとして所得税の申告と納付は源泉徴収&年末調整で完了
- 法人税の申告書作成経験なし
- その他、特段、税についての学習経験・実務経験なし
法人税の申告は法人の決算情報を基礎とします。基礎となる決算を行う上で、簿記3級の知識と経理の実務経験は大いに役に立ちました。 しかし、法人税の申告は会計の知識がほとんど通用しない別の世界でした。法人税や申告書の作成に関しては付け焼刃の表面的な知識しかありません。
それでも申告書作成ソフト(全力法人税)の力を借りて無事に申告を終了することが出来ました。 結果として申告書の作成から所得税の還付まですべて予定通りに終了しました。闇雲に法人税の世界に飛び込んだこじかにとって、今回の成功は大きな自信となりました。
はじめての申告を終え、申告書の写しが手元に残りました。これが次年度以降の貴重な道しるべとなるはずです。この調子で毎年の申告を繰り返していけば、申告スキルは向上していくと思われます。
申告の経過
- 2017年12月24日 仮決算(税金除く)
- 2017年12月31日 第1期決算日
- 2018年01月07日 決算確定(税金含む)
- 2018年01月08日 仮申告書作成(手書き)
- 2018年01月31日 申告書一式入手(法人税・法人地方税)
- 2018年02月03日 申告書作成、郵送(所管税務署他)
- 2018年02月08日 受付印の押印された申告書の控を受信
- 2018年02月17日 還付金の案内ハガキを受信
- 2018年02月19日 所得税の還付金が銀行口座に入金
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