投稿

1月, 2017の投稿を表示しています

マイクロ法人設立 費用

イメージ
 マイクロ法人を設立するにあたり、「ひとりでできるもん」というWeb上の会社設立サービスを利用しました。こじかは法人を設立するのが初めてであり、どのサービスがベストなのかわかりません。とりあえず書籍を通じて知った「ひとりでできるもん」を使いました。    Web上のメニューに従って必要事項を入力していけば、会社設立に必要な各種書類が次々に出来上がるというサービスです。ヘルプや説明ページがとても充実していて、迷ったり不安に思うことはありませんでした。   また、変更登記にも対応しているので、よほど複雑な変更でない限り、設立と同様にリーズナブルなサービスを受けることが出来るようです。   こじかが設立したマイクロ法人は株式会社です。株式会社は登記に先立ち、公証役場で定款の認証をしなければなりません。普通に紙の定款で認証すると印紙税が4万円かかるそうですが、電子認証によって印紙代4万円を節約することが出来ました。   今回こじかが設立した株式会社設立の実費を以下に示します。 項 目 金 額 決 済 システム利用料 3,780 円 クレカ 電子定款作成等 10,000 円 銀行振込 定款認証料 50,000 円 銀行振込 定款認証諸経費 2,000 円 銀行振込 登録免許税(半額) 75,000 円 印紙 合 計 140,780 円    「ひとりでできるもん」への直接の支払いは3,780円(税込)。一応キャンペーン価格ということでしたが、いつでもこの価格のようです。  電子定款の作成から公証役場での受け取りまですべてお任せするコースを選択し、10,000円の費用がかかりました。電子定款の作成だけを依頼し、公証役場へ自分で取りに行けば5,000円で済むのですが、面倒だし、勤務先を休むのも難しいことからお金で解決しました。なお、定款認証にかかる費用合計62,000円は「ひとりでできるもん」に支払うのではなく、提携先の行政書士の銀行口座へ直接振り込みました。   定款認証および定款認証諸費用、登録免許税はどこの誰がやっても同じようにかかります。ただし、2017-1-5記事(マイクロ法人設立 株式会社と合同会社)の通り、登録免許税は半額にすることができました。   以上が株式会社を設立するに要した実際の

マイクロ法人設立 準備まとめ

イメージ
 これまでマイクロ法人を設立する前段階のことを解説してきました。それらを踏まえ、実際に会社を設立する前の準備についてまとめてみました。   妻の説得 会社設立の目的 株式会社か合同会社か 社名の考案 定款の「目的」の考案 資本金の準備 妻名義の銀行口座(資本金払込用) 個人の印鑑証明書 会社印鑑(実印、銀行印、角印) 1.妻の説得  こじかにとっては最大の難関でした。たぶん妻社長スキームで会社を設立する方にとっても同様かと思います。会社設立といっても法律に基づいて手続きするだけです。設立自体は大したことではありません。多少注意すべき点やテクニックなどがあるものの、ネットの発達した現在では、いくらでも有益な情報を無料で入手可能です。手続き面について、真に難しいところは無いといっても良いでしょう。   一方で妻の説得は簡単ではありませんでした。こじかの場合は宅地建物取引士になることを条件に承諾を取り付け、実際に試験に合格して条件をクリアしました。こればっかりは人それぞれ、簡単に承諾を得られる場合もあれば、手も足も出ないということもあるでしょう。いざとなれば妻に拘らず、親兄弟を頼っても良いのかもしれません。( 2016-12-30記事 ) 2.会社設立の目的  こじかの会社設立の目的は次の三つです。 資産形成( 2016-12-25記事 ) マイナンバー対策( 2016-12-26記事 ) 定年対策( 2016-12-29記事 )   相続対策や肩書きの入手が目的となる方もいるのでしょう。建前ではなく何を目的に会社を設立するのか。こじかにとっては、自分自身と対話をする良い機会でした。 3.株式会社か合同会社か  こじかは登録免許税を半額にできたので株式会社を選択しました。会社設立に係るトータルコストの差額は合同会社+6万5千円。一般人を顧客とする場合や、将来代表取締役を名乗りたい方は検討の余地がありそうです。( 2017-1-5記事 ) 4.社名の考案  こじかカンパニー株式会社(仮)、これはブログ上での仮の社名です。実際には、こじかが暮らす地域名を社名の一部に加えた、ベタな社名にしました。カタカナやアルファベット、造語などひねった社名も魅力的ではありますが、目立つよりも信用を得られやすいほうが良いと判断しました。子供の名前に例えれば、キラキラネームv

マイクロ法人設立 Facebookページを隠れ蓑に

イメージ
  Facebook、改めて説明するまでもなく16億ユーザーを超える世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービスです。若者のFacebook離れなど囁かれておりますが、30代、40代、50代では圧倒的な存在感です。  このブログはこじかというペンネームで運営していますが、その一方で実名と顔写真を公開してFacebookを使っています。気軽にグループを作成して情報共有したり、グループでチャットしたりと、毎日頻繁に利用しています。  20年も前のこと、勤務先の会社の中にEメールやグループウェアなるパソコンベースのシステムが導入され、社員間のコミュニケーション文化が大きく変わったことを記憶しています。誤解を恐れずに言えば、同じような変動が世間にも拡張されたのが実名SNSのFacebookだと感じています。  そんな便利なFacebookですが、たくさんの友達・知人と実名でつながると困ったことが起きます。勤務先の同僚や上司、取引先、出身校友達や同窓生、家族や親戚、同じ趣味の知り合い、ご近所さんや地元の人、公務員、その他にもいろいろな属性の人たちと繋がると、言いたいことが言えなくなります。まあ、それが世間というものなのかもしれません。差しさわりの無いリア充自慢になるのも理解できます。  これらは仕方ないことですが、マイクロ法人のビジネスで利用しょうとすると困ったでは済まない事が起きてしまいます。実名のFacebookの活動はそのまま勤務先の同僚や上司の知るところとなるでしょう。勤務先の就業規則に違反しないために様々な武装をしてはいますが、勤務先の人間があからさまな副業を目の当たりにすれば問題にならないわけがありません。  この問題をFacebookページが解決してくれます。Facebookページは誰が管理しているのかを訪問者は窺い知ることが出来ません。この情報の非対称性を利用することで、これまで実名で蓄積した繋がりを最大限活用しながらも、勤務先に知られることなくFacebookの利便性だけを享受することが可能になります。  まず、マイクロ法人のFacebookページを作成します。次に、副業の関係者にだけ「個別に」メッセージを送り、かつ、Facebookページからも「個別に」招待します。当たり前ですが勤務先の人にも伝わる実名個人のタイムラインなどには絶対に投稿しません。  

マイクロ法人設立 肩書は発起人

イメージ
  マイクロ法人を設立した場合、創設者の肩書は代表取締役や代表社員が一般的かと思います。別に肩書で仕事をするわけではありませんが、ただでさえ設立したばかりの、信用のない会社です。せめて名刺に記載される肩書ぐらいはその会社を代表するようなものでありたいです。名刺を受け取った側としても、そのような肩書があるだけで話の進み方が違ってくると思います。  副業NGのサラリーマンが妻を社長にしてマイクロ法人を設立する場合、自らは取締役や使用人にはなれませんから、社長や代表はもちろん、○○部長や○○担当などの肩書も使えません。そんな肩書を入れた名刺を使い、その名刺が勤務先に渡りでもしたら、それこそ言い訳のしようがありません。  2016年12月9日の記事( 祝!宅建士合格 )の通り、こじかは宅地建物取引士の資格試験に合格しましたから、宅地建物取引士証交付の暁には、この資格を名刺に記載しようと思っています。不動産会社に勤める方は必ず記載するでしょうし、違和感はありません。  でも、何か物足りないのです。名刺を受取る側にしてみれば、宅建業の専門家であることは解っても、責任者は別にいると思うでしょう。表向き責任者は代表取締役の妻しかいないわけですが、妻自身は会社の代表として仕事をするつもりはなく、そんなことを無理強いすれば「辞める」となりかねません。困りました。  そこで思いついたのが「 発起人 」という肩書です。  会社法第26条によれば、発起人とは設立する会社の定款を作成し記名押印した人のことで、なおかつ発起人は設立時の発行株式を1株以上引き受けなければなりません。簡単に言うと、発起人とは「会社設立に直接関与した株主」ということになります。会社の設立には欠かせない存在ではありますが、実際に会社を運営する役員を示す肩書きではありません。  一般的に、名刺の肩書は代表取締役のように役職や地位を示すものです。例えば、トヨタ自動車の株式を保有しているからといって、株主という肩書きが記載されたトヨタ自動車の名刺を作成する人はいないでしょう。そんなバカなことをしても誰も相手にしてくれません。  では、会社を設立した張本人、特殊な株主である発起人という地位を名刺に記載する例はあるのでしょうか。ずいぶんネットを検索してみましたが、そのような人はいないようです。通常、発起人は取締役などの役員に就任し

マイクロ法人設立 株式会社と合同会社

イメージ
 副業NGのサラリーマンが妻を社長にしてマイクロ法人を設立する場合、会社の種類は合同会社が一般的です。設立費用の安さ、運営の柔軟性など、合同会社はマイクロ法人にぴったりの会社種類です。   当初、こじかも合同会社でのマイクロ法人設立を計画していました。合同会社、マイナー感は否めませんが、資産運用を主たる目的とする純粋プライベートカンパニーにとっては、会社の種類などどうでもよいこと。実利だけがすべてです。  しかし、こじかは株式会社を選択しました。 それは以下の理由によります。 1.登録免許税は半額になる!   会社設立費用の中で最も高額なのは登録免許税です。合同会社は6万円、株式会社は資本金の大きさにもよりますが最低15万円(※)必要です。その差は9万円。次に大きな費用は定款認証料で5万円、しかも株式会社の時だけに必要で合同会社は不要です。トータルで株式会社と合同会社の差額は14万円にもなります。これでは合同会社が人気となるのも頷けます。 ※ 正しくは資本金の1000の7(15万円未満の時は15万円)   ところが、株式会社の登録免許税を半額の7万5千円に軽減するする方法があり、合同会社との差額は1万5千円。定款認証料を加えたトータルコストの差額は当初の14万円から一気に6万5千円まで縮まります。このくらいの差額なら・・・心揺れるわけです。   登録免許税を半額にするその方法とは、産業競争力強化法(平成26年1月20日施行)に基づく認定を受けた市区町村の「支援」を受けるというものです。「支援」内容はさまざまですが、こじかの場合、何回かの相談と研修を受講して証明書を交付されました。この証明書が登録免許税を半額にするクーポン券となります。   平成28年12月現在、1,275市区町村が認定されています。かなりのカバー率だと思います。参考に認定市区町村の一覧を掲載している中小企業庁のウェブページを紹介します。   【中小企業庁】産業競争力強化法に基づく認定を受けた市区町村別の創業支援事業計画の概要  http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/nintei.html 2.合同会社の知名度は?  2016/12/31の記事(マイクロ法人設立 地域との関わり)でも紹介したように、こじかが設立するマイクロ法人は金融商品取引によ

マイクロ法人設立 印鑑作成

イメージ
 株式会社や合同会社などの法人を設立するには実印となる印鑑が必要です。実印は登記に必要なのでマイクロ法人を設立する前に必ず準備しなければなりません。    実印用の印鑑の他にも、現実的には銀行印が必要だったり、請求書などの文書用の角印があると便利です。実印・銀行員・角印の三本セットが会社設立用としては一般的です。   ネットにはたくさんのハンコ屋さんがあり迷ってしまいます。こじかは、はんこプレミアム株式会社の通販ショップ<Inkans.com>で実印・銀行員・角印の三本セットを購入しました。<Inkans.com>の選定理由は次の通りです。 同様の商品の価格が比較的安いこと 従業員数30人の会社であること 10年保証  印鑑は出来上がって手元に届くまで品質を確認できません。選定の決め手は、実績があり組織がしっかりしていること、そして10年保証です。どんな分野でも言えることですが、出荷する製品を10年間保証するのは大変かと思います。こじかが実際に購入した印鑑は次のものでした。   黒水牛(極上)3本セット 13,480円(送料無料)   実印(天丸)18.0mm 銀行印(寸胴)16.5mm 角印 21.0mm  夜に注文したところ翌日には出荷されました。注文時間によっては即日出荷となるようです。その次の日には入手できましたので凄いスピードです。実際に押印し印影を確かめましたが全く問題ありません。イメージ通りの仕上がりでした。  5,400円以上で送料無料です。しかも安心のヤマト宅急便。大切なものを購入するときは宅配会社も重要な要素だと思います。加えて三本の印鑑を収納できるケースが付属していました。思いのほか安っぽくないです。   印鑑の書体は三本とも篆書体(てんしょ体)を指定しました。他にも印相体(いんそう体)、古印体(こいん体)、隷書体(れいしょ体)、行書体(ぎょうしょ体)、楷書体(かいしょ体)から選択可能でした。なお、押し間違い防止のため、実印と銀行印の形とサイズは別々にしました。

2017年の抱負

イメージ
 新年あけましておめでとうございます。  2012年1月に開始したこのブログも丸5年が経過し6年目に突入しました。こんなに長く続けてこれたのも、時に広告で、時にコメントで読者の皆様に応援していただいたお陰だと思っています。  今年の抱負はズバリ『マイクロ法人』の設立と経営です。法人化により、これまで手掛けていなかった不動産にも着手していきます。  FXの自動売買やソーシャルレンディングなどの資産運用も引き続き手掛けますが、その多くは法人口座を開設し運用します。法人口座についても記事にしていこうと思っています。  ブログの内容はこじかの個人的な備忘録ですけれど、そんな記事でもどなたかの参考になれば幸いです。  こじか