マイクロ法人設立 Facebookページを隠れ蓑に

  Facebook、改めて説明するまでもなく16億ユーザーを超える世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービスです。若者のFacebook離れなど囁かれておりますが、30代、40代、50代では圧倒的な存在感です。

 このブログはこじかというペンネームで運営していますが、その一方で実名と顔写真を公開してFacebookを使っています。気軽にグループを作成して情報共有したり、グループでチャットしたりと、毎日頻繁に利用しています。

 20年も前のこと、勤務先の会社の中にEメールやグループウェアなるパソコンベースのシステムが導入され、社員間のコミュニケーション文化が大きく変わったことを記憶しています。誤解を恐れずに言えば、同じような変動が世間にも拡張されたのが実名SNSのFacebookだと感じています。

 そんな便利なFacebookですが、たくさんの友達・知人と実名でつながると困ったことが起きます。勤務先の同僚や上司、取引先、出身校友達や同窓生、家族や親戚、同じ趣味の知り合い、ご近所さんや地元の人、公務員、その他にもいろいろな属性の人たちと繋がると、言いたいことが言えなくなります。まあ、それが世間というものなのかもしれません。差しさわりの無いリア充自慢になるのも理解できます。

 これらは仕方ないことですが、マイクロ法人のビジネスで利用しょうとすると困ったでは済まない事が起きてしまいます。実名のFacebookの活動はそのまま勤務先の同僚や上司の知るところとなるでしょう。勤務先の就業規則に違反しないために様々な武装をしてはいますが、勤務先の人間があからさまな副業を目の当たりにすれば問題にならないわけがありません。

 この問題をFacebookページが解決してくれます。Facebookページは誰が管理しているのかを訪問者は窺い知ることが出来ません。この情報の非対称性を利用することで、これまで実名で蓄積した繋がりを最大限活用しながらも、勤務先に知られることなくFacebookの利便性だけを享受することが可能になります。

 まず、マイクロ法人のFacebookページを作成します。次に、副業の関係者にだけ「個別に」メッセージを送り、かつ、Facebookページからも「個別に」招待します。当たり前ですが勤務先の人にも伝わる実名個人のタイムラインなどには絶対に投稿しません。

 こうしてマイクロ法人のFacebookページと副業関係者とのネットワークが形成できたら、そこからはFacebookページを通じてコミュニケーションを図ります。「いいね!」を含む副業に関係するFacebookのアクションはすべてFacebookページ名義で行います。これにより、実名制のFacebook空間においてもマイクロ法人の活動は制限されることがなく、副業の自由を謳歌できるわけです。



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