宅建に一発合格した勉強法①基本編

 これまでの記事でご案内した通り、こじかは平成28年度の宅地建物取引士の資格試験に初めて挑戦し一発合格しました。サラリーマンとして働きながら38点を得点した勉強方法を何回かの記事に分けて紹介していこうと思います。

1.教材

 宅建は毎年25万人もの人が申し込む大規模な資格試験です。マーケットサイズが大きいだけに、たくさんの優れた教材があります。大原のような専門学校の教室に通い、経験と知識が豊富な講師の授業を受けるのが王道であり、それが合格への最も確実な方法だと思います。しかし、この方法は授業に通う時間を確保しなければならず、また、料金も高額となるため、選択できる人はおのずと限られます。多くのサラリーマンと同様に、こじかも授業を受けるような贅沢な勉強方法は選択できませんでした。 

 それに対して、通信教育は好きな時間に勉強できる、専門学校の受験ノウハウや勉強方法を受けることができる、比較的安価であるなど多くのメリットがあります。こじかもこの通信教育で勉強しました。結果として一発合格できましたから、サラリーマンこじかにとっては通信教育がベストな選択だったと思います。

  ただし難点としては、たくさんの専門学校や業者から似たような商品が販売されており、どの商品を選択してよいのかわからないことがあげられます。教材を選択する際、こじかは宅建の知識が無かったので教材の品質を判断できませんでした。またアドバイスしてくれる人も身近におらず、価格となんとなくのイメージで選択しています。

 こじかと同じような境遇の方は、とりあえずフォーサイトを選んでおけば間違いないと思います。フォーサイトは安価な部類の教材ですが、こじかはこの教材だけで勉強し一発合格しました。とてもコストパフォーマンスに優れた教材です。フォーサイトの特徴は割り切りの良さです。毎年出題されようが難しい分野はバッサリ切り捨てる、努力が実りやすい分野で効率よく得点する、満点ではなく40点を目標にする、一言でいえば合格至上主義の教材です。 

 上記以外にも、書店で市販されているテキストと過去問集で勉強する方法があります。最も安価な方法であり、かつ簡単にスタートすることができます。そのぶん簡単に止めてしまうのもこの方法でしょう。例えば主婦が家事の合間にコツコツ勉強して合格を目指すには良い方法かもしれませんが、サラリーマンこじかがこの方法で勉強したなら確実に挫折していたでしょう。受験を終えた今なら断言できます。 

 宅建に限らず資格試験の勉強は範囲が膨大であり、時に挫折することがあります。また、所帯持ちのサラリーマンが長期間いろいろな誘惑を振り切って勉強するにはモチベーションの維持が欠かせません。スクーリングや通信教育はこのあたりのフォローがよく考えられています。テキストの文言だけを比較すればどの方法も変わりがないのかもしれませんが、それだけで合格できるほど甘い試験ではありません。言ってしまえば当たり前ですが、価格にはそれなりの価値と理由があります。

2.勉強期間

 どれくらい勉強すればよいのかも初めて受験する人には悩ましい問題です。こじかは丸々1年の期間を割り当てましたが、正直1年は要らないと思います。働きながら勉強する前提で、少なくとも6ヵ月以上、9か月程度が理想的と思います。

  ネットの体験談を見ていると、2~3か月で合格した記事を目にします。嘘ではないと思いますが、学生が夏休みを使うなど特殊な環境で集中的に勉強したケースだと思います。普通の人が働きながら3か月で一発合格するのは極めて稀、相当な犠牲を覚悟しなければならないと思います。 

 もちろん、二度目以降の受験者ならば3か月合格はそれほど特殊ではありません。 次回は受験科目の記事を書こうと思います。

 

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