登録実務講習の内容

 2017/2/18記事(登録実務講習終了証を入手)の通り、こじかはLEC東京リーガルマインドの登録実務講習を受けました。今回はスクーリングや修了試験など登録実務講習の中身を記事にしたいと思います。 

 

1.教材発送

  • DVD(1枚)
  • 手引き・通信課程問題(1冊)
  • 登録実務講習テキスト(1冊)
  • 登録実務講習テキスト資料集(1冊)
 申し込みから数日後、上記の教材が送られてきました。スクーリングまでは約1ヶ月の猶予があります。スクーリングまでにDVDを視聴し通信課程問題を解くように手引きに記載されていました。

2.通信講座

 手引きに従ってDVDを視聴しました。DVDの前半で登録実務講習やスクーリング、修了試験の概要説明があり、概要が理解できました。しかし、あまりにつまらないので半分見たところで挫折しました。結局、DVD後半は見ていません。 

 通信課程問題はテキストを見ながら一通り解いておきました。難しい問題ではありませんが、宅建の受験勉強と違い身が入りません。 なんかLECさんの悪口を言ってるようにも聞こえるので言い訳しておきます。

 2万円の受講料で教材の手配ととスクーリングを二日も実施するわけですから、おそらくLECさんにとって登録実務講習は旨みの無い商売です。他の実施機関も同じでしょう。大手ゆえ、国土交通省に義理立てしてやっていると思われます。そんな講習のDVDが面白いはずがないのです。 

 宅建の受験勉強で利用したフォーサイトのDVDは面白いし飽きないしよく出来ていました。受講者の合格率が低ければ売れなくなりますから必死なわけです。LECさんだって受験勉強用のDVDは充実しているはずです。

3.スクーリング

 「眠気との戦い」などとネット上の評判は散々で、どれほど過酷なのかと覚悟して受講しました。 講師は60歳位の不動産会社のOB。貫録ある体格にダブルのスーツ、脂ぎった面持、野太い声、まさに絵に書いたようなTHE不動産屋!!マンガに登場するような、360度どこから見ても不動産屋にしか見えない方が講師でした。 

 講義内容の多くは業界裏話。あまり品の良い業界とは思っていませんでしたが、その偏見通り、腹黒すぎる業界だというのがよくわかりました。 講師が若いころは、プロである不動産屋とアマチュア一般人との間に知識・情報格差があるのをいいことに、やりたい放題だったようです。懐かしそうに武勇伝を語っていました。 

 それでも法令整備や無料不動産報誌の登場で状況が変わり、極めつけはインターネットの登場で不動産屋の手口はほぼほぼ暴露されてしまったと嘆いていました。 こんな調子のスクーリングです。眠くなることは全くありませんでした。とても楽しい二日間でした。

4.修了試験

  • 出題範囲 講義内容
  • 出題形式 ○×式・20問 / 記述式・20問
  • 試験時間 60分
  • 合格基準 ○×式・記述式各8割以上の正解

 講義の中でテキストにラインマーカーするよう求められます。○×式は全てマークしたカ所から出題されます。しかも、試験中はテキスト見放題。 講義ではワークブックを渡され穴埋めしながら実務の真似事をして学びます。記述式の試験はワークブックの穴埋めと全く同じ問題が出題されます。当事者の氏名や住所が変わる、設例が違うだけなのです。 

 宅建試験合格者に限らず、一般的な社会人や学生でこの修了試験に落ちる人はいないでしょう。過去、勘違いなのか○×式の問題だけ解いて帰ってしまい落ちた方がいたようです。そのくらいの勘違いしなければ落ちようがありません。

 終了試験から二週間後、無事に修了証が届きました(2017-2-18記事)。これで「登録」にまた一歩近づきました。

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