マイクロ法人設立 目的③定年対策
3.定年対策
現在のこじかは47歳。定年退職までまだ時間があるものの、若いころより明確に定年を意識する年齢となりました。一口に定年と言っても、管理職としての役職定年、正社員の定年(60歳)、定年再雇用の契約終了など最近はその概念があやふやだったりします。
こじかの勤務先には働かないお爺さんがたくさんいます。かつては得意分野で第一人者だった人たちですが、60歳半ばを過ぎても顧問や相談役といった肩書で会社にしがみついています。正直、目障りだし、見苦しい。静かにしているならまだしも、時に張り切って仕事の邪魔をしたりします。かつて大活躍した先輩たちばかりであり、余計に痛々しく見えます。ある程度歴史ある会社ならそれほど珍しい光景ではないのでしょう。
このような後輩に迷惑をかけるお爺さんにはなりたくないと思う一方で、こじかの理想の生き方は死の当日まで健康に働くこと。矛盾を抱えています。
こじかの実家は自営業。こじかの祖父は、仕事で出張する当日の朝に寝床で倒れているのが見つかり、病院に運ばれその日の内に死にました。その時の年齢は確か80歳前後、現役の社長でした。さすが明治生まれの男です。いつの日かこじかの理想の死にざまとなっていました。そしてこんな死に方が出来るのも自営業だから。使用人ではできないし、やろうとしても周囲が迷惑するだけです。
祖父の生き様を理想とするのであれば、マイクロ法人がその矛盾を孕んだ生き方の解決策となる可能性があります。先ず、マイクロ法人を隠れ蓑にしてスモールビジネスを少しずつ成長させます。10年後、管理職の定年となるころには、勤務先に残るべきか、マイクロ法人に転職すべきか、経済的な合理性による判断が可能だと思います。
運よく重役に登用されているかもしれないし、マイクロ法人が大きく成長しているかもしれません、もちろんどちらもダメダメというのも考えられます。そんな時は後輩からの後ろ指をもろともせず、YESマンとして、勤務先にしがみ付きます。その状況では自分に才覚がないことを十分承知しているだけに、人並み以上に強くしがみ付くことができるでしょう。どう転んでも悪いようにはなりません。
これまで三回の記事に分けてマイクロ法人を設立する目的を説明してきました。見ての通りエゴむき出しです。世のため人のためなどと殊勝なことは考えてません。自分と家族の幸せだけを考えています。
<マイクロ法人設立目的>
- 資産形成
- マイナンバー対策
- 定年対策
次回は設立における最大の難所、妻の説得を記事にしたいと思います。
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